2015年5月18日月曜日

大阪酒塾 10周年 総会が開催されました!

5月17日(日) 大阪市中央区の道頓堀ホテルに於いて、大阪酒塾 10周年 総会が開催されました。全国の蔵元様からも14社のご来臨を頂き、会員のご参加も110名と過去最高の人数でした。
大阪の日本酒愛好家の方々が大阪酒塾の活動へご賛同くださり、この1年間で多くの皆様にご入会をいただいております。




まずは、鈴木塾長の開会の挨拶。この10年間の会員様、蔵元様への感謝とともに
素晴らしい日本酒を造り続けている杜氏・蔵人への熱い思いを語りました。
どんな酒でも修正することができる腕前。つまりは、「引き算のできる杜氏」こそ匠である。
数々の蔵元、杜氏と交流してきた塾長ならではの持論でした。


鈴木塾長の挨拶を受けるかのように御登壇いただいたのが、名匠・農口尚彦 杜氏です。
ますます矍鑠として現役を続けておられる姿に、参加者からは拍手と羨望のまなざしが送られました。


第1部の基調講演として、大阪酒塾と御縁の長い本多商店・本田武義 会長より、
兵庫県内特A山田錦の地域による違いなど、専門的な解説をきき酒とともにお話しいただきました。



サンプルは、「米のささやき」大吟醸 上松 に使用する吉川町上松地区の特A品種と、純米大吟醸 秋津 に使用する加東郡秋津の特A品種。わかりやすい産地マップもご用意いただき、参加者は一升瓶で3万円と1万円の究極的2酒を、きき酒しました。
 



補足説明として、元・大阪市国税局鑑定官室長 筒井謙之 先生もコメントをくださいました。
蔵元からもアミノ酸等、専門的な知識や技術の質問が飛び出し、大阪酒塾の熱心な会員様の一面が見えるひとときでした。


そして、いよいよお待ちかねの第2部、蔵元からの極上の美酒と料理を楽しむ宴がスタート!
ズラリと勢ぞろいした垂涎の美酒には、大阪酒塾のために特別セレクトしていただいた限定酒もあります。



料理は山廃仕込みにも合うフカヒレなど、中華のフルコースです。




宴が始まると、なんと農口杜氏みずから、各テーブルを回って献杯するサービス心!
会員は感激と恐縮しつつ、美盃を飲み干していました。


宴もたけなわ、蔵元様の紹介へと移ります。
まずは、「道灌」の太田酒造 様、「梅乃宿」の梅乃宿酒造 様です。



 

                     


「百楽門」 葛城酒造 久保社長 様です。



「玉川」 木下酒造 様です。社長様と御子息、そして、フィリップ・ハーパー杜氏がいらしています。




「旦」 笹一酒造 様。経営のご重鎮3名様です。



「志太泉」 志太泉酒造 様は、能登杜氏の西原 様。
「明尽」 竹内酒造 様は、梶塚杜氏と梯 様です。




「都美人」 都美人酒造 様。社長様と山内杜氏です。



「瑞冠」 山岡酒造 様です。



今回、最も遠方の山形県から「白露垂珠」 竹の露 相沢社長 様。
「車坂」 吉村秀雄商店 吉村専務 様、「ほまれ、遊穂」の御祖酒造 様。







そして、「黒牛」 名手酒造 様と「農口」 農口酒造様。



最高のラインナップを心ゆくまで楽しんだ後は、恒例となっているオークション会!
蔵元自慢の美酒に、白熱した争奪戦が展開されました。



10周年のしめくくりは箱部塾頭以下、スタッフからの挨拶と、今後も充実した企画を展開して参りたいと抱負を述べて、盛会に終了いたしました。
新たな10年、20年に向けていっそう充実させてまいる大阪酒塾に、どうぞ、ご参加ください。