2015年7月30日木曜日

7月の大阪酒塾 定例会を、北新地「酒肴人」で開催しました!

梅雨明けの猛暑が始まった7月26日(日)、その暑さにも負けず、日本酒つうの大阪酒塾 会員様が7月例会に集まりました。
今回は、参加者の皆さんが垂涎の思いで待っていた北新地「酒肴人」での開催です!
http://www.shukojin.com/

           





世界中のアルコール飲料のみならず、ロハスや滋味をテーマにする料理のレシピなど、関西の飲食業界で「親方」と慕われている酒肴人オーナー兼バーテンダーの高村光有 氏によるプロデュース。
今回は「日本酒と酒肴料理のマリアージュ七変化」と題し、期待に胸を躍らせる会員様で、昼の部・夜の部ともに満席となりました。



まずは、大阪酒塾 鈴木塾長の挨拶。酒と肴のスペシャリスト・高村親方のメニューを目にして
「今日は、私たち大阪酒塾のメンバーが高村さんに舌を試されるような、凄い献立です。とくと、楽しませて頂き、お勉強しましょう!」
鈴木塾長の言葉通り、日本酒のみならず用意されているメニューを見ると、ありがちなレシピとは一線を画した、未知なる肴ばかりです。





そこで、高村親方から、レシピについてひと言をお願いしました。
「今日は、日本酒を楽しむ酒塾です。つまりは勉強をすることが主旨ですから、お腹を満たす酒宴の料理ではなく、究極的な肴を拵えました。通常の肉や魚といった食材を前面に押し出すのではなく、食材の旨味や、ダシ、味つけの妙味を日本酒と合わせています」
なるほどシンプルでありながら、旨味や味わいを引き出した肴というわけです。ロハスをテーマにする酒肴人らしい趣向でしょう。
ちなみに、最初は酒肴サンドで「鰻+生ハム+焼き魚」をクリーミーな味付けで挟んだ一皿!
それぞれの滋味があいまって、口の中でとろける旨さです。




このサンドウィッチに合わせたのが、「日本シュワッと」とネーミングされた発泡酒。もちろん高村親方のオリジナルで、純米大吟醸無濾過生原酒を、能勢の天然ソーダで割ります。
ちなみに、酒肴人ではこのソーダ水だけでなく、究極のトニックウォーターも用意していると
スタッフの蓮尾さんに教えてもらいました。




さらに、絶品の肴が続きます。これは、鱧のだしサラダ。”だし” とは、東北の山形県や新潟県などで好まれる、キュウリをみじん切りにして塩味で味付けした調味料のような物。
東北の夏にはなくてはならないメニューですが、このさっぱりとした味を、たんぱくな鱧と合わせています。日本酒との相性の良さは言うまでもなく、会員様の口からは、その美味しさに思わずため息がもれていました!





 そして、「冷やし酒肴 鮑粥」や、鯨の舌である”さえずり”を使った「さえずり すり流し おでん盛り」など、意表を突くような珍味が続き、味つけには、1瓶¥4,000の醤油も使われていました!
 贅沢な天然醸造の調味料の追求も、酒肴人のテーマです。



ひとしきり味わった会員様は、どなたも大満足! そして、シメのデザートがこれまた驚き!
日本酒の食べるカクテル「利休 カステラ入り」です。
なんと、日本酒と抹茶をコラボして、カステラを浸して食べる、遊び心いっぱいの一品。
これは、ある種、茶懐石のデザートとしても楽しめそうです!



今回は、とことん酒肴人のこだわりと、高村親方のセンスの素晴らしさを満喫した例会でした!
このブログをご覧の皆様、ぜひ、酒肴人で高村ワールドを味わってみてください! 
酒肴人のwebは、こちらです→ http://www.shukojin.com/


2015年7月21日火曜日

農口尚彦 杜氏が、引退されることとなりました。

大阪酒塾にもご参加いただき、会員の皆様も敬愛されております 農口尚彦 杜氏が
このたび、引退されることとなりました。
詳細なところは伝わっておりませんが、石川県能美市の農口酒造は、現状のまま、存続とのこと。
83歳を迎えられ、ようやく櫂棒を置かれ、後進のためにこれからもご尽力なされるようです。
まずは、ご報告をいたします。
農口杜氏 様、長い間、たいへんお疲れさまでございました。
そして、すばらしい日本酒をありがとうございました!